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ドリーム



SFとはまた別の、宇宙の関連する作品には個人的に佳作と感じるものが多く、この作品も個性を出しつつその印象に連なる一作となりました。

個性、それは冷戦下で熾烈な宇宙開発競争が繰り広げられているNASAという職場の中にあって、黒人(加えて女性)差別を描いてみせた事。

NASAといえば国家選りすぐりの頭脳集団であるのに、時代とはいえ今の感覚からすると信じられない理不尽な差別がまかり通っています。

差別的行為が当然とばかりの態度、規則を盾に差別問題については目をそらす、そして無自覚な差別、様々なケースが紹介されます。

優秀であるのに認められない。彼女たちの前に立ちはだかる壁に憤慨し、それでも知性とバイタリティーで現状を打破していく姿に共感する。


正義の弱者が強者を黙らせる痛快劇は古典的ですが、差別の歴史や、脚色はあるにしろ、このような環境下で彼女たちが成し遂げた功績という真実が含まれているため、考えさせられる事は多いです。

たとえば、3人の中でも中心であるキャサリンの幼少期のシーン。

周囲の大人が目を見張るほどの天才ぶり。彼女の親世代はもっと厳しい差別の中にあったと思われ、そんな世の中にあっても名もなき人々が彼女の将来の可能性に託し、それに応えたキャサリンたち秀でた人々が活躍する事で世の中の見方を変えていく。

“白い”人々の社会の中では、私たちも彼女たちと同じ側で、先人の苦労に思いを馳せたり。

変わったといっても差別は払拭されず、彼の国のトップはああで、それを頂に選ぶ人々がいる現実。
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すもも

Author:すもも
いろいろな映画やドラマを観て感想を書いています。独断と偏見に満ち満ちた映画&ドラマレビューでございます。

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